米ドル/円は上値が重い展開か。トルコリラ/円は足もと底堅く推移。ただ、下値リスクは残る

2018/10/02 08:59

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・日米株高を背景に、円安圧力が加わりやすい地合いか
・ただ、米ドル/円は114.69円に近づき、利益確定売り圧力が強まる可能性も

(欧米市場レビュー)

1日欧米時間の外国為替市場では、カナダドルが堅調に推移。一時、カナダドル/円は89.19円へと上昇し、約8カ月ぶりの高値を記録しました。米国とカナダがNAFTA(北米自由貿易協定)見直し交渉で合意したことが好感されました。

トルコリラも強含み。トルコリラ/円は一時19.26円へと上昇し、1カ月半ぶりの高値をつけました。ブランソン牧師が近く解放されるとの期待がトルコリラの支援材料となりました。米国人のブランソン牧師はトルコ国内の自宅に軟禁されており、そのことが米国とトルコの関係悪化の一因となっています。

(本日の相場見通し)

日経平均は昨日(1日)、1991年11月以来、約27年ぶりの高値を記録。NYダウ平均も過去最高値圏にあります。堅調な日米株式市場を背景に、外為市場では円安圧力が加わりやすいとみられます。米ドル/円については、足もとの上昇ペースが速い感があり、また114.69円(2017年11月6日高値)に近づいています。利益確定売り圧力が強まることが考えられ、米ドル/円は上値が重い展開になる可能性があります。

本日(2日)は、RBA(豪準備銀行、中銀)の政策金利が発表されます(日本時間午後1時30分)。政策金利は1.50%に据え置かれるとみられ、今回は声明の内容に注目です。声明に豪ドルが反応する可能性もあります。*昨日1日の『オセアニア・レポート』をご覧ください。

トルコリラは足もとで底堅く推移しています。その要因として、以下のことが挙げられます。
 ・TCMB(トルコ中央銀行)の大幅利上げ。TCMBは9月13日の会合で6.25%の利上げを決定。
 ・トルコ政府が中期経済計画(9月20日発表)で2018年と2019年の成長見通しを下方修正したこと。
 ・アクバンク(トルコの大手銀行)が外貨建て債務の借り換えに成功し、トルコの金融機関全体に対する懸念が和らいだこと。
 ・ブランソン牧師の解放期待。ブランソン牧師が解放されれば、トルコと米国の関係が改善に向かう可能性があること。

トルコリラにとってプラス材料が出始めていることで、トルコリラは引き続き底堅く推移する可能性があります。トルコリラ/円については、米ドル/円の動向次第の面があるものの、19.43円(今年8月16日高値)に迫る可能性もあります。ただ、高インフレや経常赤字などトルコが抱える課題は残っており、それらが改善に向かわないと、トルコリラの下落リスクは残存すると考えられます。トルコリラは、明日(3日)発表されるトルコの9月CPI(消費者物価指数)が重要です。

トルコリラ/円のテクニカル分析は、本日2日の『注目のチャート』をご覧ください。

今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』はこちら(1日更新)

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