カナダ中銀総裁が利上げ継続を表明

2018/09/28 17:00

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・BOC(カナダ中銀)総裁は、段階的な利上げを続ける方針を示す
・市場の10月利上げ観測はさらに高まりそう
・BOCの利上げ継続の方針が市場で意識されれば、カナダドルの上昇要因になる可能性も


[レビュー]

28日東京時間の外国為替市場では、円が弱含み。一時、米ドル/円は113.59円、ユーロ/円は132.25円、豪ドル/円は81.93円、NZドル/円は75.12円へと上昇しました。日経平均が堅調に推移し、円安圧力が加わりました。日経平均の終値は、前日比323.30円高の24,120.04円。一時は24,286.10円まで上昇し、1991年11月以来、約26年10カ月ぶりの高値を記録しました。

[これからの展開]

BOC(カナダ銀行、中央銀行)のポロズ総裁は27日(日本時間28日朝)、カナダのモンクトンで講演。「カナダ経済の先行き不透明感は、インフレの勢いが強まり始めるまで金利を据え置くということを意味しない」と述べ、「BOCは引き続き、政策金利をより中立的な水準に向けて段階的に引き上げる」と明言。段階的な利上げを継続する方針を示しました。

ポロズ総裁はまた、「利上げのペースが遅すぎれば、国内経済は能力の限界を超えて、インフレが著しく加速する恐れがある」とする一方、「過度に速いペースで利上げを行えば、経済成長を不必要に抑制する可能性もある」と指摘。利上げのペースは、今後発表される経済指標次第としました。

BOCは昨年7月以降、4回(合計1.00%)の利上げを実施。今月(9月)5日の会合では、政策金利を1.50%に据え置いたものの、声明で追加利上げを示唆。市場はBOCが10月24日の次回会合で0.25%の追加利上げに踏み切ると見ています。ポロズ総裁の27日の発言は、その見方を補強するものと言えそうです。


(出所:トムソン・ロイターより作成)

足もとの市場の関心は、米国とカナダのNAFTA(北米自由貿易協定)見直し交渉に向いているため、カナダドルはBOCの金融政策に関するニュースに反応しにくい地合いです。*NAFTA見直し交渉については、本日28日の『Today's Flash』をご覧ください。

ただ、市場の関心がBOCの金融政策にも向いた場合、BOCの利上げ継続の方針が意識されて、カナダドルは上昇する可能性もあります。

カナダドル/円のテクニカル分析は本日28日の『注目のチャート』をご覧ください。




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