ズマ大統領の不信任投票の結果が南アランドに影響するか

2017/08/08 09:19

デイリーフラッシュ

(欧米市場レビュー)

7日の外国為替市場では、目立った材料はなく、マーケット全般は小動きでした。米ドル/円はほぼ前週末終値近辺で推移しました。

南アランドは対円、対米ドルで反発。8日に予定されているズマ大統領の不信任投票が無記名で行われることが決定し、南アランドの支援材料となりました。

(本日の相場見通し)

本日(8日)、ズマ大統領の不信任投票が実施されます。南アフリカ国民議会(下院)のムベテ議長は7日、不信任投票を無記名で実施することを決めました。無記名での実施により、与党ANC(アフリカ民族会議)からの造反者が増えやすくなりそうです。それは、ズマ大統領の辞任の可能性を高めるものと考えられます。

ムベテ議長の発言後、南アランド/円は一時8.36円へ上昇しました。相次ぐ汚職事件や経済政策への批判が強まるズマ大統領の辞任は、南アランドにとってプラスになると市場は見ているようです。

南アフリカ国民議会の400議席中、与党ANCは249議席を占めます。不信任案の成立にはANCから少なくとも50人の造反者が必要となります。ただし、ANCは大統領を支持する方針を示しています。無記名での実施が決定しましたが、ズマ大統領の不信任投票は予断を許さない状況です。

テクニカル面では、52週MA(移動平均線)が注目ポイントとなりそうです。南アランドは2016年10月に52週MAを上回った後、比較的堅調に推移してきましたが、足元では再び52週MAに近づいています。52週MAを上回る水準を維持できるのか注目です。

 

(アナリスト 根岸慎太郎)

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