ユーロ/米ドルは1.19ドル台へ上昇。BOEは金融政策の現状維持を決定か

2017/08/03 09:36

デイリーフラッシュ

(欧米市場レビュー)

2日の外国為替市場では、ユーロが堅調に推移。ユーロ/円は一時2016年2月以来となる131.35円へ上昇。ユーロ/米ドルは一時2015年1月以来となる1.1908ドルへ上昇しました。

ユーロ圏の堅調な景気やインフレ率の鈍化に歯止めがかかったことを背景に、ECBがQE(量的緩和)縮小に舵を切るとの見方が強まっています。一方で、米セントルイス連銀のブラード総裁は、「利上げがFRBの2%の物価目標の達成を阻害する恐れがある」と述べ、FRBの早期の追加利上げに慎重な姿勢を示しました。

WTI原油先物は反発。EIA(米エネルギー情報局)が発表した、週間在庫統計で米原油在庫が5週連続で減少したことが支援材料となりました。

(本日の相場見通し)

本日は、日本時間20時のBOE(英中銀)のMPC(金融政策委員会)や、同23時の7月の米ISM非製造業景況指数に注目です。

6月のMPCでは、3人がインフレ率の上昇を背景に即時の利上げを主張しましたが、5対3で政策金利の据え置きが決定されました。7月18日に発表された6月の英CPI(消費者物価指数)は前年比+2.6%と5月の同+2.9%から低下しました。そのため、今回のMPCでは金融政策の現状維持が決定されそうです。

本日はインフレレポートの公表やカーニー総裁の記者会見が予定されています。インフレレポートでは、今後の物価動向に関するBOEの見解が示されます。カーニー総裁の会見では、今後の金融政策に関してどのような見解が示されるのか注目です。

米ISM非製造業景況指数は、6月は57.4と活動拡大・縮小の境目である50を大きく上回りました。7月の市場予想は57.0と6月からやや低下が見込まれていますが、活動拡大の50を大きく上回る水準となりそうです。市場予想通りであれば、米サービス業は堅調とみることができそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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