本日は米雇用統計!NFPとともに、賃金や失業率にも注目

2017/06/02 09:16

デイリーフラッシュ

(欧米市場レビュー)

1日の外国為替市場では、米ドルが一時111.44円まで上昇。5月の米ADP雇用統計では、民間の雇用者数が+25.3万人と市場予想(+18万人)を上回りました。米労働省が発表する本日の5月雇用統計のNFP(非農業部門雇用者数)が上振れる可能性があるとの見方が広がったことが、米ドルの上昇材料となりました。

5月の米ISM製造業景気指数は54.9と前回の54.8から小幅反発。米製造業の活動拡大が示されました。

(本日の相場見通し)

本日は米労働省が発表する5月の雇用統計(日本時間21:30)に注目です。市場は、失業率は4.4%と前回から横ばい、NFPは+18.5万人と予想しています。昨日のADP雇用統計を参考にすれば、NFPが市場予想を上振れる可能性はありそうです。

パウエルFRB理事は昨日の講演で、「経済がほぼ予想通りに進展した場合は、穏やかな利上げが適切」と述べました。一方で、インフレに関しては、今後の動向を注視する必要があると指摘しています。

今後のインフレを見るうえでは、賃金の動向にも注目です。米時間当たり賃金は2月の前年比+2.8%から4月には同+2.5%へ2か月連続で軟化しています。賃金の上昇はインフレ圧力を高める要因となるため、時間当たり賃金に反発が見られるのかも注視する必要があります。また、失業率の低下は労働市場のひっ迫を通して、先行きの賃金上昇の加速を示唆します。賃金の上昇や失業率の低下がみられた場合、米ドルのサポート材料となりそうです。

 

(アナリスト 根岸慎太郎)

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