(AM) 市場の関心は米FOMCへ!?

2021/01/27 08:41

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・市場では、米FRBが年内にもテーパリングの議論を始めるとの観測あり
・FRB議長の会見を受けて、その観測は後退するか
・米追加経済対策の行方。早期成立への期待は高まるか

(欧米市場レビュー)

26日の欧米時間の外為市場では、米ドルが軟調に推移。一時、米ドル/円は103.541円へと下落し、ユーロ/米ドルは1.21703米ドル、豪ドル/米ドルは0.77499米ドル、NZドル/米ドルは0.72419米ドルへと上昇しました。FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を27日に控え、ポジション調整が中心とみられます。

(本日の相場見通し)

本日(27日)、FOMC(米連邦公開市場委員会)が開かれます。結果発表は日本時間28日午前4時です。

FOMCでは、金融政策の現状維持が決定されそうです(政策金利:0-0.25%、債券買い入れプログラム:月額1200億米ドル)。その通りになれば、市場の関心は声明の内容やパウエルFRB(米連邦準備理事会)議長の会見へと移ります。パウエル議長の会見は日本時間28日午前4時半開始予定です。

「FRBは年内にも債券買い入れプログラムのテーパリング(段階的縮小)に関する議論を開始する」との観測が市場にはあります。

パウエル議長は14日、「米経済の状況は依然としてFRBの目標からかけ離れている」と指摘。「目標が十分に達成されるまで大規模な緩和スタンスを変更する理由はない」と語りました。

パウエル議長の会見が年内のテーパリングの議論開始の観測を後退させる内容になれば、米ドルが軟調に推移しそうです。米ドル/円103.322円(21日安値)割れを試し、ユーロ/米ドル1.23444米ドル(6日高値)、豪ドル/米ドル0.78149米ドル(6日&7日高値)に向けて上昇するかもしれません。

***

米国の追加経済対策にも注目です。

米民主党のシューマー上院院内総務は26日、1.9兆米ドル規模の追加経済対策案について「共和党から協力を得られなくとも前進させなければならない」と述べ、民主党だけで法案の成立へと動くこともあり得るとしました。一方、共和党のマコネル上院院内総務は、民主党の経済対策案は規模が大きすぎるとの認識を示しています。

追加経済対策の早期成立への期待が市場で高まる場合、リスク選好の動きが強まって米ドル(対円以外)やが軟調に推移する可能性があります。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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