(AM) メキシコペソが堅調、一段と上昇するか

2020/11/26 08:54

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・リスク選好がメキシコペソの支援材料に
・原油価格の上昇もペソにとってプラス
・本日発表のGDP確定値は、メキシコ中銀の利下げ終了観測を高めるか

(欧米市場レビュー)

25日の欧米時間の外為市場では、米ドルが軟調に推移。一時、米ドル/円は104.259円へと下落し、ユーロ/米ドルは1.19257米ドル、NZドル/米ドルは0.70094米ドルへと上昇しました。米国の祝日を翌日に控え、ポジション調整が中心とみられます。

(本日の相場見通し)

米国は本日(26日)祝日(感謝際)。米株式市場や債券市場、商品市場は休場です。米国や欧州の主要経済指標発表もないため、外為市場では様子見ムードが漂いそうです。米ドル/円やクロス円、豪ドル/米ドル、NZドル/米ドルなどは比較的落ち着いた値動きになるかもしれません。

ただし、市場参加者が減少して流動性が低下する分、突発的なニュースが出てきた場合には値動きが増幅される可能性もあり、注意は必要です。

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メキシコペソが堅調に推移しています。ペソは今週、対米ドルで約8カ月半ぶりの高値を記録し、対円では約2週間ぶりの高値圏にあります。

足もとのペソの上昇は、リスク選好の動きが強まったことが挙げられます。市場では新型コロナウイルスのワクチン開発への期待が高まっており、NYダウは今週、一時3万ドルを上回り過去最高値を記録しました。

原油価格の上昇もペソにとって追い風になっています。米WTI原油先物の2021年1月物は25日、1バレル=45.71ドルで取引を終了。3月上旬以来の高値を記録しました。

本日、メキシコの7-9月期GDP(国内総生産)確定値が発表されます(日本時間21:00)。市場予想は前期比プラス12.0%、前年比マイナス8.6%と、速報値と同じになるとみられています。GDPが市場予想よりも良好な結果になれば、メキシコ中銀の利下げ終了との観測が高まるかもしれません。その場合にはペソは堅調さを増し、ペソ/円5.215円(11/9高値)より上の水準で推移し始める可能性があります。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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