(AM) 原油価格が上昇、メキシコペソやカナダドルの支援材料に!?

2020/11/24 09:04

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・米総合PMIが5年7カ月ぶりの高水準を記録し、米ドルが堅調
・本日発表の消費者信頼感指数は米ドルのさらなる支援材料になるか
・米WTI原油先物が一時9月1日以来の高値。一段高になれば、メキシコペソやカナダドルが上値を試す可能性あり

(欧米市場レビュー)

23日の欧米時間の外為市場では、米ドルが堅調に推移。一時、米ドル/円は104.596円へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.18004米ドル、豪ドル/米ドルは0.72655米ドルへと下落しました。米国の11月総合PMI(購買担当者景気指数)速報値が57.9と、前月の56.3から上昇し、2015年4月以来の高水準を記録。PMIの良好な結果が米ドルの支援材料となりました。

※主要国のPMIについては、本日のファンダメ・ポイント「欧州の景気鈍化が鮮明⁉」をご参照ください。

(本日の相場見通し)

本日(24日)、米国の11月消費者信頼感指数が発表されます(日本時間24:00)。消費者信頼感指数は消費者マインドを表し、個人消費の先行指標とされる指標です。今回の市場予想は98.0と、前月の100.9から低下するとみられています。

良好な結果だった総合PMIに続いて、消費者信頼感指数も市場予想ほど低下しなければ、米ドルが堅調に推移する可能性があります。米ドル/円は目先、90日移動平均線(23日時点で105.419円)が上値メドになりそうです。

***

米WTI原油先物(原油価格の代表的な指標)の2021年1月物は23日、前週末比0.64ドル高の43.06ドルで取引を終了。“新型コロナウイルスのワクチンが普及すれば、経済活動が正常化へと向かって原油需要が回復する”との期待が支援材料となり、WTI原油先物は一時43.36ドルへと上昇。期近物として9月1日以来の高値をつけました。

メキシコやカナダは産油国のため、原油価格の上昇はメキシコペソカナダドルにとってプラス材料です。ペソ/円やカナダドル/円は、米ドル/円の動向の影響も受けるものの、原油高が一段と進めば上値を試す展開になる可能性があります。目先の上値メドとして、ペソ/円5.215円(11/9高値)、カナダドル/円81.363円(11/9高値)が挙げられます。

※メキシコペソ/円のテクニカル分析は、本日の『テクニカル・ポイント』をご覧ください。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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