(AM) 追加経済対策をめぐる米与野党協議、EU首脳会議に注目!!

2020/10/01 09:01

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・米国の追加経済対策の協議進展の期待が高まる。協議が進展すれば、リスク回避が後退しそう
・本日と明日、EU首脳会議。対トルコ制裁が検討されそう

(欧米市場レビュー)

9月30日の欧米時間の外為市場では、米ドルが軟調に推移。一時、米ドル/円は105.386円へと下落し、豪ドル/米ドルは0.71711米ドル、NZドル/米ドルは0.66219米ドルへと上昇しました。

新型コロナウイルスの追加経済対策をめぐりトランプ米政権と民主党(野党)指導部の交渉が進展するとの期待からリスク回避の動きが後退し、米ドルの重石となりました。

トルコリラは堅調。リラ/円は一時13.649円へと上昇しました。「外貨取引にかかる税を1%から0.2%へと引き下げ、また2020年末まで銀行預金にかかる源泉徴収税を引き下げる」とトルコが発表し、リラの支援材料となりました。

(本日の相場見通し)

9月30日、追加経済対策についての協議終了後、ムニューシン財務長官は「(民主党のペロシ議長と)まだ合意に至っていない」としつつも、「多くの点で前進があった」と発言。ペロシ議長は「さらにはっきりさせる分野が見つかった」と述べ、協議を続ける姿勢を示しました。

追加経済対策の協議に引き続き注目です。合意に向けて協議が進展すれば、リスク回避の動きが後退する可能性があります。その場合、米ドル安や円安が進みやすいとみられ、豪ドル/米ドルやNZドル/米ドル、クロス円は堅調な展開が想定される一方、米ドル/円は方向感が出にくいかもしれません(105円台で上下動か)。

***

本日(10/1)と明日、EU首脳会議が開かれます。その結果がトルコリラの動向に影響を与えるかもしれません。

首脳会議では、東地中海の海底資源問題でギリシャやキプロスがトルコに対して制裁を科すよう求めています。ただ、トルコとギリシャは9月22日に協議を再開することで合意。首脳会議で対トルコ制裁が決定される可能性は低下したと考えられます。

もっとも、制裁の発動まで踏み切らなくても、制裁の枠組みが決定されるとの見方もあります。EUによる対トルコ制裁が現実味を帯びれば、リラに対して下押し圧力が加わる可能性があります。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


topへ