(PM) 13日、NZ中銀は利下げするか!?

2019/11/11 14:19

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・NZ中銀の利下げの有無
・市場の見方は「利下げ」と「据え置き」で分かれる
・声明などで追加利下げを示唆するかにも注目

13日、RBNZ(NZ中銀)が政策金利を発表します(日本時間10:00)。

RBNZは5月と8月に利下げを行い、現在の政策金利は過去最低の1.00%です。

NZの7-9月期の失業率は、4-6月期の3.9%から4.2%へと上昇(悪化)しました。RBNZは“物価安定”と“持続可能な雇用の最大化”を責務としているため、雇用情勢の悪化はRBNZに利下げを促す材料となり得ます。

一方で前回会合(9/25)以降、米中貿易摩擦が緩和する兆しがみられ、NZの企業信頼感指数は改善しました。10月の企業信頼感指数はマイナス42.4と、依然としてマイナス圏であるものの、2008年4月以来の低水準を記録した9月のマイナス53.5から改善しました。状況が今後悪化した場合に備えるため、RBNZは利下げを見送る(政策金利を据え置く)可能性もあります。

政策メンバーは難しい判断を迫られると考えられますが、今回は追加利下げを決定する可能性の方がやや高そうです。

市場の見方は“利下げ”と“据え置き”で二分。市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)によると、市場が織り込む利下げの確率は約6割、据え置きの確率は約4割です。見方が分かれているため、RBNZがいずれの決定を下したとしてもNZドルが反応しそうです。

NZドルの反応として以下が想定されます。(2)の可能性が高そうです。
(1)「利下げ」決定、声明などで「追加利下げを示唆」→NZドルは下落
(2)「利下げ」、「利下げの休止を示唆」→下落した後に上昇
(3)「据え置き」、「追加利下げを示唆」→上昇した後に下落
(4)「据え置き」、「利下げの休止を示唆」→上昇


(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。