市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/08/11 15:39NZドル/米ドルが約1か月ぶり、NZドル/円は約2か月ぶりの安値を記録。下値メドは?

[レビュー]

11日東京時間の外国為替市場は、方向感に欠ける展開でした。朝鮮半島情勢の緊迫化を背景に円が堅調に推移。一時、米ドル/円は108.89円、豪ドル/円は85.44円、NZドル/円は79.08円へと下落しました。米ドル/円やクロス円はその後反発し、昨日(10日)のNY終値近辺へと値を戻しました。特に材料は見当たらず、米ドル/円やクロス円の反発は、ポジション調整が中心とみられます。


[これからの展開]

北朝鮮と米国の威嚇合戦によって、北朝鮮情勢が緊迫化し、市場ではリスク回避の動きが強まっています。

11日の欧米株式市場の動向や、北朝鮮情勢の進展次第では、週明け14日の金融市場は大きく動く可能性があります。注意が必要です。

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NZドル/米ドルが10日に一時0.7252米ドルへと下落し、7月13日以来、約1か月ぶりの安値をつけました。RBNZのウィーラー総裁やマクダーモット総裁補佐がNZドル高をけん制したことで、NZドルに下落圧力が加わりました。
*NZドル高けん制については、10日のオセアニア・レポート『RBNZ総裁が「NZドルの下落を望む」と発言。NZドルに下押し圧力か』をご覧ください。

NZドル/円は本日(11日)、約2か月ぶりの安値をつけました。RBNZのNZドル高けん制に加え、北朝鮮情勢の緊迫化からリスク回避の動きが強まり、円買い圧力が強まったことが背景です。NZドル/円は、NZドルと円の双方から下押し圧力が加わりやすい地合いです。

NZドル/米ドルやNZドル/円は、RBNZのNZドル高けん制が引き続き重しとなりそうです。北朝鮮情勢が一段と緊迫化するようであれば、NZドル/円は下げ幅が大きくなる可能性があり、注意が必要です。

NZドル/米ドルの目先の下値メドは、90日・120日・200日移動平均線(MA)が位置する0.71米ドル台が挙げられます。

一方、NZドル/円は昨日、NY終値ベースで90日・120日・200日MAをいずれも下回りました。これらのMAをNY終値ベースで超えない限り、テクニカル面から下押し圧力が加わりやすいと考えられます。5月18日安値である76.27円に向かう可能性があります。90日・120日・200日MAは8月10日時点で、それぞれ79.66円、79.50円、80.00円に位置します。

(シニアアナリスト 八代和也)

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