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2017/10/13 08:59ブレグジットをめぐる報道で英ポンドは乱高下。本日は米経済指標に注目

(欧米市場レビュー)

12日の欧米の外国為替市場では、英ポンドが乱高下する展開に。ブレグジット(英国のEU離脱)交渉のEU側の交渉責任者であるバルニエ氏は記者会見で、離脱時に英国がEUに支払う金額について「暗礁に乗り上げた」と述べました。バルニエ氏の発言を受けて、英ポンド/円は一時147.27円まで下落しました。

その後、ブレグジット交渉に関するドイツ紙の報道を受けて英ポンドは反発。バルニエ氏の発言後の下落分を取り戻し、前日のNY時間終値比でプラスに転じました。報道では、バルニエ氏が英国に2年間のEU市場へのアクセス維持と移行期間を設けることを提案する可能性があるとのことです。

米ドルは小幅に上昇。昨日発表された9月の米PPI(生産者物価指数)が前年比+2.6%と、市場予想の同+2.5%を上回ったことが支援材料となりました。ただ、本日のCPI(消費者物価指数)や小売売上高の発表を控え上値も限定的で、対円では小幅に下落しました。

(本日の相場見通し)

日本時間13日21時30分に9月の米CPI(消費者物価指数)と同小売売上高が発表されます。11日に公表された米FOMC議事録(9月19-20日開催分)では、多くの参加者が年内残り1回の利上げが適切との見解を示す一方、数名が足元の低インフレへの懸念を示し、インフレ指標を注視するとされました。

市場が予想する9月のCPIは前年比+2.3%と、8月の同+1.9%からインフレ率の伸びが加速するとみられています。FRBが重視するエネルギーと食料を除くコアも同+1.8%と、8月の同+1.7%から上昇するとみられています。市場予想通りインフレの上昇圧力が強まり、利上げ観測が高まるようであれば、米ドルの支援材料となりそうです。

8月の米小売売上高は、自動車・同関連部品の落ち込みを背景に前月比-0.2%でした。ただ、9月の自動車販売台数はハリケーンの被害による買い替え需要もあり、2005年以来の高水準を記録しました。9月の小売売上高は前月比+1.7%と、大幅な増加が予想されています。ハリケーンの影響を市場がどう解釈するのか注目です。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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