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2017/03/21 09:18英国のEU離脱通知は29日!本日はダドリーNY連銀総裁の発言に注目

(欧米市場レビュー)

20日の欧米の為替マーケットでは、英ポンドが下落。英政府は、メイ首相が29日にEU離脱通知を行うことを発表。これを受けて英ポンド/円は一時138.86円まで下落しました。

米ドル/円は小幅安。米10年債利回りが2.46%台まで低下したことが米ドルの重石となりました。

欧米株はまちまち。独DAXは前日比-0.35%、英FTSE100は同+0.07%となりました。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比-0.04%、-0.20%、+0.01%で取引を終えました。

(本日の相場見通し)

英政府は来週29日(水)にメイ首相がEU離脱を通知すると発表しました。

※英EU離脱について、詳しくは「スポットコメント」もご参照ください。

メイ首相が29日に離脱を通知した場合、英国とEUとの交渉期間は2019年3月までとなります。英国はこの期間に通商も含めた交渉をまとめる必要があり、2年間という期間が英国に不利に働く可能性も考慮する必要があります。

また、英国がEUに支払う拠出金に関しても不透明感があります。EU側は通商などの交渉の前提条件として英国に拠出金の支払いを求めるとの見方がある一方で、英国は拠出金の支払い義務に懐疑的な見解を示しています。仮にEU側が態度を軟化せずに拠出金の支払いを求め、英国がそれに難色を示す場合、交渉に対する不透明感から英ポンドが弱含む可能性もありそうです。

エバンス・シカゴ連銀総裁は昨日の講演で、FRBは年内2回もしくは3-4回の利上げもあり得るとの認識を示しました。一方で、前回(14-15日)のFOMCで唯一利上げに反対したミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、(インフレなどの)データは横ばいで、利上げを急ぐ局面ではないとの見解を示しました。

FOMCで投票権を持つ2人の地区連銀総裁が対照的な見解を示しました。

本日はダドリーNY連銀総裁が英中銀のパネルディスカッションに参加する予定です。慎重派だったダドリー総裁は前回会合前に利上げに傾きました。そのダドリー総裁がどのような認識を持っているのかが示された場合、相場材料となるかもしれません。

(市場調査部)

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