市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/04/28 09:00米第1四半期GDPや米2017年度予算の行方に要注意

(欧米市場レビュー)

27日の欧米の為替マーケットでは、ユーロが下落。ユーロ/円は120.62円、ユーロ/米ドルは1.0850ドルまで下落しました。

ECB(欧州中銀)は金融政策を据え置きました。会合後の記者会見でドラギ総裁は「成長が改善しているのは事実で、状況はますます良くなっている」と指摘。景気に楽観的な見方を示し、ユーロは一時上昇する場面がありました。

一方で、「基調的な物価上昇圧力は依然として弱く、確信できるような上昇トレンドはまだ見られていない」とし、出口戦略については議論しなかったと明らかにしました。会見が総じてハト派的だったことを受けて、ユーロは下げに転じました。

※日欧金融政策に関しては本日の「スポットコメント」をご参照ください。

(本日の相場見通し)

本日は米第1四半期(1-3月)GDP(日本時間28日21:30)に注目です。小売売上高は2か月連続で前月比マイナス。米3月の自動車販売は減速するなど、個人消費の鈍化を背景に第1四半期GDPは伸びが低下する見通しです。

市場予想は前期比年率+1.0%の成長を見込んでいます(2016年第4四半期は同+2.1%)。他方、アトランタ連銀のGDPNowは+0.2%、NY連銀のNowcastは+2.7%の成長を予想しており、両地区連銀の予想には大きなかい離があります。そのため、本日のGDPの結果を受けてマーケットの反応が大きくなる可能性があり、要注意でしょう。

米2017年度予算の行方にも注目です。共和党は28日か29日にオバマケア改廃に関する法案を議会に提出するようです。これを受けて、民主党は予算に反対する姿勢を示しています。

トランプ大統領がメキシコの「壁」の費用計上をあきらめるなど、予算成立に向けて前進しているように見えましたが、オバマケア改廃法案をめぐり雲行きが怪しくなっています。予算が成立しなかった場合、政府機関が一部閉鎖されます。予算の行方がマーケットの動意となる可能性があり注意が必要です。

(市場調査部 根岸慎太郎)

---------------------------------------


※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ