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2017/09/21 09:09米FOMC後に米ドル上昇。SARBは政策金利を引き下げる可能性も

(欧米市場レビュー)

20日の外国為替市場では、米ドルが上昇。米ドル/円は一時7月18日以来となる112.49円、豪ドル/円は一時2015年12月以来となる90.06円、NZドル/円は一時8月1日以来となる82.53円まで上昇し、ユーロ/米ドルは一時1.1860ドルまで下落しました。

注目された米FOMCでは、政策金利が据え置かれ、10月からバランスシートの縮小(債券再投資の縮小)を開始することが発表されました。同時に発表されたFOMC参加者の政策金利見通しでは、引き続き年内残り1回の利上げを想定していることが示されました。

FOMC後に米2年債利回りは2008年11月以来となる1.45%台へ上昇、米10年債利回りも一時8月8日以来となる2.28%台へ上昇し、米ドルの支援材料となりました。

※米FOMCに関して、詳細は本日の「スポットコメント」をご参照ください

英ポンド/円は2016年6月24日のブレグジット(英国のEU離脱)の是非を問う国民投票以来となる152円台まで上昇。8月の英小売売上高が前年比+2.4%と、市場予想の同+1.1%や7月の同+1.3%を大幅に上回ったことが材料視されました。

NZドル/円は8月1日以来となる82.53円まで上昇。NZ総選挙に関する世論調査で、与党・国民党が支持率で野党・労働党をリードしていることが支援材料となりました。

(本日の相場見通し)

本日、日銀の金融政策決定会合の結果が公表されます。また、SARB(南ア準備銀行)は政策金利を発表します。

日銀は、金融政策の現状維持を決定しそうです。最近は日銀の金融政策は相場材料とはなっていません。金融政策が据え置かれた場合、市場の反応は限定的となりそうです。ただし、日銀が金融緩和の「出口戦略」に言及した場合はサプライズであり、円高要因となりそうです。

SARBは政策金利を現行の6.75%から6.50%へ引き下げる可能性があります。20日に発表された8月の南アCPIは前年比+4.8%と、市場予想の同+4.9%を下回りました。7月の同+4.6%からはインフレ率が上昇したものの、SARBのインフレ率の目標レンジである+3-6%に収まっています。SARBが政策金利を引き下げた場合、南アランドには目先下押し圧力が加わる可能性があります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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