市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/01/20 09:00米大統領就任式に要注目!

(欧米市場レビュー)

19日の欧米の為替マーケットでは、米ドル/円が一時115.58円まで上昇しましたが、ムニューチン財務長官候補の指名承認公聴会での発言を受けて、上げ幅を縮小しました。

昨日開催されたECB金融政策決定会合では、市場の予想通り前回(12月)の内容を維持する方針が決定しました。

その後、ドラギECB総裁は会見で、前回12月会合での決定がテーパリングではないと改めて強調。また、12月のEU圏のインフレ率が1.1%と11月の0.6%から上昇したことに関して、デフレリスクは後退したとの見解を示しました。

ECBの金融緩和継続を受けてユーロは対ドルで一時1.0587ドルまで下落しました。その後、米国時間にムニューチン氏が上院の指名承認公聴会で、現状の米ドルは「非常に強い」との認識を示すと(※)米ドルは上げ幅を縮小。ユーロ/米ドルは1.0666ドルまで上昇しました。

(※)同氏は、長期的には「強い米ドルは重要」とも主張。

欧米株は小幅に下落しました。独DAXは前日比-0.02%、英FTSEは-0.54%で取引を終えました。NYダウは、米大統領選後初となる5日続落。ムニューチン氏が公聴会で規制緩和に関して明言しなかったことで、金融株が売られました。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比-0.37%、-0.36%、-0.28%で引けました。

(本日の相場見通し)

本日は米大統領就任式に注目が集まります。日経平均は、様子見が強まる展開が予想されます。昨日欧米株の上値が重かったことも積極的な取引を控える材料になりそうです。

為替マーケットでは、就任式が始まる日本時間21日1時30分頃にはボラティリティが高まることも考えられ注意が必要でしょう。特に演説が予定されている2時前後には要注意です。

トランプ次期大統領は、就任式前の17日に米ドル高をけん制しました。昨日はムニューチン財務長官候補も足元の米ドルは強すぎると発言しています。就任演説が保護主義的な通商政策や米ドル高けん制に偏った場合、米ドルは一時的に弱含むかもしれません。

一方で、トランプ次期大統領の米ドル高けん制後も米ドルは一時的な下落に留まり、米ドルの底堅さが示されたと見ることもできそうです。就任演説で経済にとってポジティブな面(減税や公共投資)が強調されれば、米ドルは一段と上昇するかもしれません。

(市場調査部)

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