市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/12/02 09:31日米金利差拡大の見方は継続中!!今夜発表予定の米11月雇用統計に注目!!

[欧米市場レビュー]
 
1日東京市場のドル/円は、NY市場の流れを受け、昨日の日通し高値を試す展開となりました。ドル/円は、114.50〜114.70円にあったストップロス注文を巻き込み、一時114.79円まで上昇する場面が見られました。しかし、115.00円には、バリアオプションのトリガー(※)があり、115.00円手前では大量の防戦売り注文(※)が散見され、ドル/円の上値は抑えられました。

※事前に決めた、値が付いたら通貨オプションの権利の発生や消滅が起こる条件となる価格のことです。上記の115.00円はオプションのトリガー価格で、115.00円が行使されて通貨オプションの権利が消失することを防ぐため、売り注文(防戦売り)が散見されました。

欧州市場序盤のドル/円は、米10年債利回りが2.4%台まで上昇したことから、114円台前半で堅調に推移しました。その後の欧州市場のドル/円は、目立った材料はなく動意は見られませんでした。
 
一方で、英ポンド/円は、英国のデービスEU離脱担当相の発言(※)が好感され、EU離脱決定局面の6月24日以来の高値144.77円まで上昇しました。他のクロス円に関しては、総じて動意は見られませんでしたが、ユーロ/円は、英ポンド/円の動きに連れ、6月24日以来の高値121.61円まで上昇。※EU市場へのアクセス権を得る代わりに資金拠出を認める可能性があると発言
 
NY市場序盤の市場では、NY原油先物が50ドル台で堅調に推移したことに加え、米10年債利回りが上昇して始まったことから、リスク選好の動きが先行し、円が売られる展開となりました。ドル/円は、一時114.69円まで上昇。ドルが対円で買われたことから、ユーロ/ドルは1.0582ドル、豪ドル/ドルは0.7371ドル、NZドル/ドルは0.7042ドルまで下落しました。

NY市場の午後のドル/円は、114円台後半の大量の防戦売り注文に阻まれ、上値は限定的となりました。米10年債利回りの上げ幅が縮小するとともに、ドル/円には利食いの売りが優勢となり、ドル/円は一時113.92円まで下落し、114.00円台前半でNY市場を終了しました。

NY原油先物は、ロシアのエネルギー相の発言(※)を受け、大幅に続伸しました(年初来高値に接近)なお、OPECのサダ議長は、ロシアなど非加盟国と12月9日にドーハで、減産について会合を開くと発表しており、会合前の要人の発言には要注意です。

※同エネルギー相は、11月30日のOPEC減産合意に対し、「ロシアの全ての石油企業が産油量を減らすはず」と発言。

[本日の相場見通し]
 
昨日の日経平均株価は、OPEC総会での減産合意を受け、ドル/円や欧米株価が上昇したことから、大幅に続伸しました。本日の日経平均株価は、週末であることに加え、米11月雇用統計の発表を控えることから、ポジション調整の売りが優勢となる場面が想定され、頭の重い展開を予想します。 

本日のドル/円とクロス円は、日経平均株価同様、米11月雇用統計を控え、上値は大量の防戦売りで限定的となると予想します。ただ、下値ではドル/円のショートポジションの買戻し注文が散見されることから、下値も限定的となる持ち合い相場(上昇下落の動きが少ない相場の状態)を予想します。

[本日の注目材料]

為替市場では、日米金利差拡大の見方は継続しており、米長期金利に影響を与える米11月雇用統計に要注目です。

米11月雇用統計:22:30発表予定
11月非農業部門雇用者数変化の市場予想は、18万人
11月失業率の市場予想は、4.9%

(市場調査部)

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