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2017/06/22 09:00原油価格の下落が資源国通貨の重石に。RBNZは金融政策を据え置き

20日、シナリオレポート「主要国の金融政策の行方は?」を配信しました。是非ご覧ください。

(欧米市場レビュー)

21日の外国為替市場では、英ポンドが反発。英ポンド/円は一時141.71円まで上昇しました。BOE(英中銀)のチーフエコノミストが、金融政策の引き締めが遅れることのリスクを指摘。経済指標が引き続き良好なら、「金融緩和の一部を解除するプロセスを開始することが、下期入りにあたり思慮深い行動になると考える」と述べました。

米ドル/円は一時111.69円まで上昇。5月の米中古住宅販売件数が前月比+1.1%と前回値の同-2.3%や市場予想の同-0.4%を上回ったことが好感されました。

加ドルをはじめ豪ドルやNZドルなどの資源国通貨は軟調。昨日発表された米週間原油在庫統計では原油やガソリン在庫の減少が示されました。しかし、市場では依然として原油の過剰供給の解消に懐疑的な見方が強く、WTI原油先物は昨年8月以来となる42.05ドルまで下落しました。

(本日の相場見通し)

本日午前6時、RBNZ(NZ準備銀行)は政策金利を過去最低の1.75%に据え置きました。ウィーラー総裁は声明で「金融政策は相当の期間、緩和的だろう」と指摘。早期の利上げを実施しない意向を示唆しました。

NZドルは声明発表後に対米ドルで一時0.7252ドル、対円で一時80.74円まで上昇。市場はNZドル高で反応しましたが、その後はやや軟調に推移しています。

本日は米新規失業保険申請件数や米景気先行指数、パウエルFRB理事の発言機会などが予定されています。

今週に入り米ドル/円は小動きが続いています。原油価格の下落を受けてエネルギー関連株を中心に株価は上値の重い展開となっています。株価の上値が重いことや目立った経済指標の発表もないことから米金利の上昇も鈍く、米ドル/円は方向感の出にくい展開が続くかもしれません。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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