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2017/09/22 09:28本日は加CPIに注目!週末のNZ・ドイツ総選挙には注意が必要か

(欧米市場レビュー)

21日の外国為替市場では、米ドルがやや軟調に推移。トランプ大統領は、北朝鮮と取引のある銀行を制裁対象とする(米国の)追加制裁措置を発表。北朝鮮問題への懸念を背景に米10年債利回りが低下し、米ドル/円は一時112円台前半へと下落する場面がありました。

南アランドは堅調に推移。SARB(南ア準備銀行)は政策金利を現行の6.75%に据え置くことを決定しました。事前の市場予想では6.50%への利下げが大勢となっていたことから、SARBが政策金利を据え置いたことが南アランドの支援材料となりました。

(本日の相場見通し)

日本時間22日16時30分に9月の独製造業PMI、同17時に9月のユーロ圏製造業PMIが発表されます。前者の8月分は59.3、後者は同57.4と、高水準でした。ユーロ圏の景気が引き続き堅調であることが示されれば、ユーロの支援材料となりそうです。

日本時間21時30分に8月の加CPI(消費者物価指数)と7月の加小売売上高が発表されます。市場が予想する8月のCPIは前年比+1.5%と、前回の同+1.2%からインフレが加速するとみられています。

BOC(加中銀)が7月と9月に利上げを行い、加ドルは上昇が顕著です。インフレに上昇圧力が見られれば、BOCが追加利上げを行うとの見方が強まるかもしれません。その場合、加ドルにとってプラスとなりそうです。

ただし、加ドルの上昇は、それ自体が利上げ見通しを後退させる可能性があります。レーン副総裁は18日、「政策決定において加ドル高を強く考慮する」と述べ、加ドルの動向が金融政策の決定に影響する可能性を示しました。

本日、メイ英首相がブレグジット(英国のEU離脱)の方針に関する重要な演説を行います。メイ政権は、移民規制を優先し、EU単一市場から離脱する「ハード・ブレグジット」の可能性を示唆してきましたが、その方向に修正があるのか注目されます。

週末23日(土)にNZ総選挙が、24日(日)にドイツ総選挙が実施されます。それらの結果が週明け25日(月)の為替市場に影響する可能性があり、注意が必要でしょう。

NZ総選挙は与党・国民党と野党・労働党の支持率が拮抗しており、接戦が予想されます。労働党はRBNZ(NZ準備銀行)の改革を提案しており、労働党が勝利した場合、NZドルが下落する可能性があります。

独総選挙では、メルケル首相率いる与党CDU(キリスト教民主同盟)/CSU(キリスト教社会同盟)が優勢とみられていますが、議席数やどの政党と連立を組むかといった点がユーロに影響を与える可能性があります。

※NZ総選挙に関して、詳しくは21日リリースの「シナリオレポート」をご参照ください
※独総選挙に関して、詳しくは本日の「スポットコメント」をご参照ください

(アナリスト 根岸慎太郎)

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