比嘉の週刊アザカレウォッチ

2012/05/14
リスク回避強まり要警戒。注意すべき下値目処は?

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国旗豪ドル円/想定レンジ78.00円〜81.00円

先週10日の豪雇用統計では、失業率4.9%とポジティブ・サプライズ発表となったことで豪ドル買いの反応を見せるも、スペインやギリシャの問題や米金融機関による巨額損失発表に加え、極めつけは中国の経済指標鈍化を嫌気し、豪ドル円は節目の80円を割り込むなど弱含む週となりました。今週は、豪経済指標こそ乏しいものの15日RBA議事録公表には注目が集まります。今月上旬に発表された「サプライズ」の0.50%利下げを決定した時のものであり、RBAが今後の豪州経済の状況をどのように判断しているのかが確認される内容となります。特に、いまだ金利先物市場では年内の追加利下げを織り込んだ値動きとなっており、インフレなど今後の金利動向に直接的に関係してくるデータの見通しには注目が集まります。また、連動性の高い米主要株価指数が2週連続で陰線引けと欧州や米金融機関による巨額損失発表などリスク回避が進んだ週が続いておりますので、株式市場の動向から目が離せそうにありません。週末に中国が預金準備率の引き下げを発表、週初の上海株指数は小幅高でスタートしたことは、豪ドルの下支え要因となりそうですが、今週も下値に対する警戒が必要な1週間となりそうです。

今週の豪ドル円ですが、昨年10/4から今年3/19までの上昇の61.8%押しを下値めど、一方で上値については200日移動平均線を考慮して下記のレンジを想定しました。


国旗ポンド円/想定レンジ126.50〜129.50円

先週の政策金利発表では事前の予想通り金利・資産購入規模ともに据え置きとなりました。ポンドは対米ドルで比較的堅調に推移していたのですが、欧州債務問題を嫌気したリスクオフの動きには逆らえず、ポンド円も右肩下がりの展開となりました。今週は、16日失業率・インフレレポートと2つの重要指標発表が控えています。失業率では、12年1〜3月のGDP成長率がマイナスとなったように雇用の分野でもいまだ改善が鈍いと考えられております。夏にはオリンピックが迫る英国の雇用の深刻さが表面化することも考えられますので注意が必要かもしれません。またインフレレポートでは、中銀資産購入規模を据え置いた理由として原油高などによるインフレ率上昇が挙げられていました。物価の安定を金融政策目標としているBOEですので、インフレ率見通しが引き下げられれば再度緩和政策を行うのではとの指摘もある中、今後の金融政策のヒントが示される可能性がありそうです。

今週のポンド円ですが、一目均衡表(日足)の雲の下限を下値めど、一方で上値については13日移動平均線を考慮して下記のレンジを想定しました。

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国旗カナダ円/想定レンジ78.50〜80.50円

先週11日のカナダ雇用統計大幅な雇用増が発表されたことでリスク回避が進む金融市場の中でも、しっかりとした値動きとなったカナダ円でしたが、その一方で、商品市場の下落など資源国通貨にとっては向かい風と考えられる要因もありますので、今週も神経質な展開が予想されます。今週は経済指標の予定は少ないものの隣国米国の連銀指数・住宅・インフレ指標など経済動向全般を確認できる指標、そしてFOMC議事録と相次いで発表される予定となっておりますので、その結果にカナダ円も左右される展開を予想します。また、スペインやギリシャといった政治・債務問題が市場参加者の心理を冷やす場面が見られていることから米国のみならず欧州の動向にも注意が必要と言えそうです。

今週のカナダ円ですが、下値については200日移動平均線、さらには13日移動平均線の-3%水準(78.17円)を下値めど、一方で上値については13日移動平均線を考慮し下記のレンジを想定しました。

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※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。
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