2分でわかるアメリカ
2分でアメリカを見る2分でアメリカを知る2分でアメリカがわかる

2014/01/31
違いすぎる日米のスーパー事情

rss最新記事の見出しをRSSで。

情報を共有する|
このエントリーをはてなブックマークに追加


14歳の娘のランチはいつも、近所のWhole Foods(ホールフーズ)というスーパーで買っています。学校の友達も、ホールフーズで売っているものしか食べないそうです。ホールフーズは、自然食品・オーガニック食品で知られるスーパー・マーケット・チェーンです。

ロサンゼルスの北西に位置するサンタモニカは、食品業界と飲料業界にとって「オーガニックの中心」だそうです。オーガニック飲料の会社を起業した知人から聞きました。確かに、自宅から徒歩圏内にホールフーズが2件、それを含め車で10分以内のところに6件のホールフーズがあります。「普通のスーパー」が少数派という異常な状況です。ローカルの人が買い物をするサンタモニカの商店街には、「オーガニック・レストラン」「オーガニック・カフェ」が相次いでオープン、どこも混んでいます。

サンタモニカの例は極端ですが、オーガニック食品のブームが全米に広がりつつあります。「普通のスーパー」もオーガニック食品の扱いが増えました。果物や野菜、肉、卵、乳製品、キャンディーなどの加工食品まで幅広いオーガニック食品が山積みされています。まだアメリカで売られている食品の5%弱だそうですが、テックサイ・リサーチの分析では、オーガニック食品市場は2018年まで年率14%で増える見通しです。

ところで、「オーガニック食品」とはいったい何か。アメリカでは、世界で最も厳しい農務省の基準を満たした食品を指します。認定食品には「USDA ORGANIC」というグリーンのマークがつけられます。3年以上化学肥料などを使っていない農家が育て、遺伝子組み換えや電離放射などを行っていない野菜や果物、もしくは3世代前までオーガニックな管理のもとで育てられた牛や鶏の肉などです。
ちなみに「ナチュラル」という表示には定義がなく、オーガニックとは別物です。

日本に一時帰国する際、必ずスーパーで買い物をするのですが、「オーガニック食品」の少なさに逆に驚きます。ファッションやエンターテインメント、ビジネスまで、あらゆる分野でアメリカの後追いをする日本ですが、オーガニック・ブームだけは何故か真似しません。将来ブレイクするのか、それともブームにならない理由があるのでしょうか。
 
 

 [JANUARY 30 , 2014] No 0105462

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。
※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE PROFILE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果 について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者 昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

「2分でわかるアメリカ(2分でアメリカがわかる)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

img
img
img