2分でわかるアメリカ

2017/10/13マーケット: 急速に買い戻された英ポンド

「円まちまち」


12日の欧米の外国為替マーケットでは、英ポンドの上昇が目立ちました。


英ポンド売りが先行しましたが、ドイツの経済紙ハンデルスブラットの報道をきっかけに急速に買い戻されました。


ブレグジット交渉を担当するEUのバルニエ首席交渉官が、13日にブリュッセルで開かれる会合で、イギリスが暫定的に2年間、EU単一市場に残留する提案をすると伝えられました。イギリスは財政的負担の義務があるが、投票権はないとしています。ブレグジット後の先行きへの懸念がやや後退、英ポンドが買われました。対米ドルで上昇、対円でも堅調でした。


ユーロは軟調でした。対米ドル、対円で安く取引されました。ECBのドラギ総裁が、ユーロ圏の賃金の伸びが鈍いことを懸念していると伝えられました。ドラギ総裁は低金利政策を維持する姿勢をあらためて表明しました。


米ドルは対円で下落しました。米国債の利回りが低下、米ドル売りを誘いました。アメリカの9月の生産者物価指数は0.4%上昇、予想と一致しました。


FRBの次期総裁人事についてホワイトハウスのケリー首席補佐官は、「決定にもうしばらく時間がかかる」とコメントしました。トランプ大統領が11日に、スタンフォード大学のテーラー教授と面談していたと一部で伝えられました。


トルコリラの対円相場は小幅安。南アフリカランドは対円で小幅高でした。


カナダドルは対円で反落しました。


豪ドルとNZドルはそれぞれ対米ドル、対円で高く取引されました。


「NYダウ反落」


12日のヨーロッパの株式相場は全体的に上昇しました。DAXは12ポイント高、FTSEは22ポイント上昇しました。


ニューヨーク株式相場は反落しました。JPモルガンチェースとシティグループの四半期決算が予想を上回りましたが、経費増や売り上げの一部の弱さに注目が集まり、それぞれ売られました。決算への期待がやや後退しました。


ニューヨーク原油相場(WTI)は1.36%安の50米ドル60セント。金相場は0.59%高の1296米ドルでした。


NY時間12日 午後4時、東京時間13日午前5時時点の状況です。


[October 12, 2017]  No 031843755

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを見る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ