2分でわかるアメリカ

2017/09/13マーケット: 米ドルのショートカバー継続、CPI注視

12日の欧米の外国為替マーケットは、前日の基調が継続。積み上がった米ドルのショート(売り)ポジション調整が進みました。いわゆるショートカバーです。米ドルが買い戻されました。


米ドルは対円で110円を超えて上昇。終盤に一段高になりました。米10年債の利回りが上昇し、米ドルを押し上げました。ハリケーン「イルマ」の経済的被害と朝鮮半島情勢に関する懸念が後退したことも米ドルを支えました。


マーケットは、14日発表のアメリカの消費者物価指数(CPI)を注視しています。FRBの目標2%を下回った状態が長期化。最新の統計に米ドル/円が敏感に反応しそうだとの指摘があります。


ユーロは対米ドルでほぼ横ばい。対円では131円台後半のユーロ高水準で取引されました。


英ポンドは大幅高。対円では146円台半ばに急上昇しました。イギリスの8月のCPIは前年同月比で2.9%上昇。衣料や燃料の価格上昇が指数を押し上げました。予想の2.8%を上回りました。イングランド銀行が14日に金融政策委員会を開きます。政策据え置き予想が優勢ですが、インフレ率の上昇が判断を難しくするとの見方があります。


米国債利回りの上昇を受け、新興国通貨は対米ドルでやや軟調でした。クロス取引の南アフリカの対円相場は小幅高。トルコリラが対円でほぼ横ばいでした。


カナダドルは対米ドルで反落しましたが、対円では小幅続伸しました。


NZドルは対米ドルで小幅高、対円で高く取引されました。9月23日のニュージーランドの議会選挙に関する最新の世論調査で、与党の国民党の支持率が上昇したことを好感しました。


豪ドルは対米ドルで小幅安、対円で上昇しました。


「NYダウ続伸、アップル下げる」


12日のヨーロッパの株式相場はまちまち。DAXは49ポイント上昇。ポンド高を嫌気してロンドンのFTSEは12ポイント安でした。


ニューヨーク株式相場は続伸。トランプ政権の税制改革への期待感が背景です。ダウ、S&P500、ナスダックはいずれも最高値を更新しました。


個別には、最高グレードで大型のiPhone XとiPhone 8、Apple Watch3、4KのAppleTVを発表したアップルが0.42%下げました。


ニューヨーク原油相場は0.33%高の48米ドル23セント。金相場は0.22%安の1332米ドルでした。


NY時間12日 午後4時、東京時間13日午前5時時点の状況です。


[September 12, 2017]  No 031843732

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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