2分でわかるアメリカ

2017/06/22マーケット: 資源国通貨安い、ユーロに強気な見方

「ポンド反発」

21日の欧米の外国為替マーケットでは、英ポンドの上昇が目立ちました。

イングランド銀行のチーフエコノミストであるハルデーン理事が、今年後半の利上げを支持する公算が大きいと発言したことが材料になりました。先物相場が示唆する年内の利上げ確率が50%を超えました。

英ポンドは対米ドルで上昇。対円でも高く取引されました。後半の取引で上げ幅をやや縮めました。エリザベス女王が読んだメイ政権の施政方針演説は、EU離脱の実現を優先するとしながらも、具体策に欠けました。地域政党との閣外協力をめぐる交渉が難航、メイ政権の行方が不透明になっています。

ユーロも対米ドル、対円で高く推移しました。

ブルームバーグは、ユーロに強気な見方が増えていると伝えました。去年後半から上昇基調が続いた米ドルに代わる形でユーロが買い戻されるとHSBCやUBSが予想したとしています。2014年の状況が繰り返されるとの見方。

米ドルの対円相場は小動きでした。米国債は小動きでした。

前日にベアマーケット入りした原油価格が大幅続落。資源国通貨が幅広く売られました。

カナダドルと豪ドルがそれぞれ売られました。

NZドルも軟調でした。ニュージーランドの中央銀行は先ほど、政策金利を1.75%に据え置くと発表しました。相場への影響は限定的でした。

南アフリカランドは小動き。トルコリラは高く取引されました。

「米株続落、原油大幅続落」

21日のヨーロッパ株式相場は下落しました。金融株の下げが目立ちました。

ニューヨーク株式相場は続落。買いが先行しましたが、原油安を受け、エネルギー関連株が主導する形で下げに転じました。IT関連株は堅調で、ナスダックは上昇して取引を終えました。

ニューヨーク原油相場の終値は2.25%安の42米ドル53セント。40米ドルを割ると下げが加速するとの見方があります。

金相場は0.18%高の1245米ドルでした。

NY時間21日午後4時、東京時間22日午前5時時点の状況です。

[June 21, 2017]  No 031843678

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを見る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ