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2017/01/21マーケット: 来週の米ドル、様子見も要人発言に警戒

「小動き」

20日の欧米の外国為替マーケットは、全体的に小動でした。今週は、トランプ政権の不透明感から米ドル相場のボラティリティが高まりましたが、就任式当日は方向感が出ませんでした。

米ドルは対円で小動き。米国債利回りは小幅ながら低下しました。

ユーロは対米ドル、対円で横ばいでした。

英ポンドは軟調。イギリスの12月の小売売上高は予想以上の落ち込みでした。

トルコリラは対米ドル、対円で大幅高でした。目立った材料はありませんでしたが、このところ売り込まれた反動ではないかと見られます。

南アフリカランドは小動きでした。

原油価格は上昇しました。カナダドルは対米ドルで小幅安。対円でもやや軟調でした。

豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドル、対円で安く取引されました。中国の経済指標の消化が進みました。

「要人発言に注目」

トランプ氏の就任演説では具体的な政策が示されませんでした。今後の一般教書演説や予算教書演説を待つ必要があるとの指摘もありますが、トランプ次期大統領や新閣僚らの発言が出れば、相場が変動する可能性がありそうです。特に、対中政策や通商問題での発言が注目されます。

来週、アメリカでは、住宅関連指標、10?12月期のGDP速報値(27日)、12月の耐久財受注(27日)などが発表されます。

ロイタージャパンは、来週の米ドル/円について、一進一退が予想されるとの見通しを配信しました。突発的な要人発言に警戒が必要との声も出ているとしています。レンジは、米ドル/円が112円50銭~116円50銭、ユーロ/米ドルは1.0500米ドル ~1.0800米ドルと予想しました。

BKアセットマネージメントのストラテジストは、米ドルの対円相場について、115円をめぐってショートとロングが争っているとコメントしました。しばらくはトランプ政権の財政政策をにらみ、もみ合う可能性があるとしています。

スコシアバンクは、米ドル/円の目先の上値は115円98銭だとコメントしました。

来週24日、トルコと南アフリカの中央銀行がそれぞれ金融政策委員会を開きます。トルコ中銀は、1週間物レポ金利と翌日物貸出金利をそれぞれ引き上げると予想されています。決定、利上げ幅がトルコリラ相場に影響することが予想されます。一方、南アフリカ中銀は、政策金利を据え置くとみられています。年後半の利下げを示唆する可能性があります。

中国では27日から2月2日まで春節(旧正月)の大型連休となります。週前半はポジション調整が相場に影響する可能性があります。

「ダウ反発」

20日のヨーロッパの株式相場はまちまちでした。フランクフルトのDAXは小幅高。ロンドンのFTSEは小幅安でした。

ニューヨーク株式相場は上昇しました。買いが先行、トランプ大統領の就任演説がやや保護主義的なトーンだったことで上げ幅を縮める局面もありました。全体的に様子見ムードが強い展開でした。

ニューヨーク原油相場は2.04%高の52米ドル42セント。金相場は0.28%高の1204米ドルでした。

NY時間20日 午後4時、東京2日午前6時時点の状況です。

[January 20, 2016]  No 031843576

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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