サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2016/12/01 14:00「勝った・負けた」を記録する『サイコロジカルライン』【第35回】

K太さんは相撲を観たりすることはありますか?
今回はいきなり相撲ですか!
そうですね、昔はよく観ていましたけど、最近は時々という程度です。
なるほど!と言うのも今回は相撲の星取表が相場のヒントになるからです。
現在の相撲は15日間で争われていますよね。
そこで、例えば10勝5敗と聞くとどのような印象を受けますか?
10勝5敗ですよね。
横綱や大関以外の力士であれば、良い成績を挙げたという印象を受けます。敢闘賞くらいの候補になるのではないですか?
相撲に詳しいですね!
では、8勝7敗の印象はいかがですか?
ぎりぎり勝ち越して良かった、という感じですね。
僕の予想通りの答えをいただきありがたいです!
今回はこの星取表を利用したテクニカル分析を紹介したいと思います。
『サイコロジカルライン』という手法です。先ほども話したように相撲は15日間で競いますが、サイコロジカルラインの基本は12日間で記録をします。つまり、12日間で『勝った』『負けた』を記録するのです。
勝った負けたで分析するのは面白そうですね。
ところで、なぜ、12日間で計算をするのですか?
今でこそ月曜日から金曜日までの5日間で取引が行われていますが、昔は土曜日も取引が行われていたので2週間分の12日間で計算されたのだと思われます。
なるほど、そういうことなのですね。
やはりマーケットは1週間、2週間そして1ヶ月といった区切りのいい時間での計算が多いのですね。
ところで、肝心の勝ち負けはどうやって記録するのですか?
はい、その質問を待っていました!
前日の終値よりも上昇したら勝ち、逆に下落したら負けとします。そして、値段が前日と変わらずの場合には負けなかったということで勝ちとしてカウントします。

勝ち負けの区別は意外に単純なのですね。
値段が変わらなかった場合は、負けなかったから勝ち、というのも妙に納得します。
12日間なので8勝4敗とか10勝2敗と計算をするわけなのです。
簡単でしょ?
これは分かりやすい!
つまり、12勝0敗という数字は12日間連続で上昇したことを意味します。
そして例えば10勝2敗だと12日間のうち10日間で上昇したことを表します。逆に、4勝8敗となると12日間のうち8日間で下落をしたので、売られ過ぎたかなという印象が強くなります。
その考え方だと、前回も勉強した、「買われ過ぎ・売られ過ぎ」と同じではありませんか?
(※売られ過ぎ・買われ過ぎを見極める!RSIの使い方【第31回】)
(※有効性は横綱級!「ストキャスティクス」で分析する【第34回】)
その通りです!
サイコロジカルラインは「買われ過ぎ・売られ過ぎ」を判断するオシレーター系のテクニカル分析の1つなのです。
マーケットでは通称『サイコロ』と呼んだりします。
サイコロと聞くとゲームで使うサイコロを思い出すのですが、そのサイコロから名前が付いたというのではないのですよね?
これは英語の『サイコロジカル』つまり『心理』からきているものです。
なるほど。
投資家が「買われ過ぎているな」とか、「売られ過ぎているな」と感じる心理なのですね。
そうです。
ですので、9勝3敗となると75%で買われ過ぎ、4勝8敗だと33%で売られ過ぎに近いという判断になるのです。
グラフに表示をするとこんな感じになります。

ローソク足と同じような動きになっているのがわかります。でも、100%や0%といった数字にはならないのですね。
個別銘柄であれば12日間連騰するということも可能性としてはあるのでしょうが、日経平均株価が12連騰するということはめったにありません。東京証券取引所が戦後再開してからも最高が14連騰です。それほど100%になるのは珍しい。
ですので、9勝3敗の75%を記録すれば買われ過ぎと判断しても良いのではないか、ということになります。
ということは、3勝9敗とか4勝8敗になれば売られ過ぎが進んでいるので、買いチャンスかもしれないということですか?
そうですね。売られ過ぎ状態にあるという判断ができます。
私的な話ですが、このサイコロジカルラインには思い出があるのです。
実は、大学を卒業して証券会社に入社して、初めて教わったテクニカル分析がこのサイコロジカルラインでした。
そうなのですか!
はい。新入社員研修のときに株式部の課長が紹介してくれたのですが、簡単で教えやすかったというのもあると思います。
でも、僕は生意気な新入社員だったので手を挙げて質問したのです。
やりますね。
僕の質問は『同じ8勝4敗でも、8連勝した後の4連敗もあれば、4連敗した後の8連勝もあるし、2勝1敗が4回続くのも考えられます。中身を調べないといけないのではありませんか?』というものです。
そう言われれば、確かに数字は同じでも中身が違うと印象が違ってきますね。で、その課長は何て答えたのですか?
実は答えは覚えていません。生意気な新入社員で講師を困らせようという魂胆だったからです。
でも、今でも僕の質問は正しかったと思っています。同じ8勝4敗でも中身、そしてどのような流れで8勝4敗になったのかは調べる必要があると思いますから。
私も新入社員と話す機会がありますが、大人しい新入社員よりも元気があっていいと思いますよ。そして、たしかに中身を見ることは大事ですね。
はい、サイコロジカルラインは考え方もシンプルで使いやすいかな、と思います。ぜひ活用してみてください。
なお、現在は週休2日になっていますので、12日ではなく10日にする工夫をしても良いと思います。
わかりました。ありがとうございます!

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

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