サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2017/01/19 09:07日本生まれのテクニカル『一目均衡表』②【第41回】

前回は一目均衡表を紹介しました。
大変人気があるテクニカル分析ということでしたよね。
はい。
そして他のテクニカル分析とは違う特徴があるという話を覚えていますか?
たしか・・・時間の分析でしたよね?
雲と飛行機に例えて、雲がねじれたところが変化しやすいということだったと記憶しています。
その通りです!
例えが面白かったので覚えていました。
今回は、もう少しテクニカル分析としての一目均衡表を詳しく勉強していきたいと思います。
よろしくお願いします。
ではこちらの一目均衡表を見てください。

これが一目均衡表と言われると、少し身構えてしまいます。
というのも、『雲』というのはわかるのですが、それ以外にも色々な線が描かれているからです。
なるほど、ちょっと複雑に見えてしまうのかもしれませんね。
でも、安心してください。一つずつゆっくりと解説していきたいと思います。
はい、お願いします。
まず、一目均衡表は全部で5本の線から成り立っています。
それぞれの名称は『転換線』、『基準線』、『先行スパン1』、『先行スパン2』そして『遅行スパン』の5つです。

『スパン』とか、線の名前が独特ですよね。
そうですね。
本来であれば、一つひとつ覚えていただくのが理想なのですが、ここでは名称よりもそれぞれの線の意味を理解していただければと思います。
はい、頑張って覚えたいと思います!
では、はじめに『転換線』から説明しましょう。
転換線というのは、今日を含めて過去9日間の高値と安値の仲値となります。
仲値というのは、高値と安値の中間の値、という意味ですか?
はい、高値と安値の真ん中の値段ということです。実際に見ると、以前勉強した移動平均線とは違いますが、9日の移動平均線に似た動きをしていますね。
そうですね。移動平均線と言われたら、そう思ってしまうような動き方だと思います。
もう一つ株価の動きに合わせて動いている線に『基準線』という線があります。
こちらは、今日を含めて過去26日間の高値と安値の仲値を取ります。
さっきの転換線に比べて計算期間が長いので、転換線を短期とするのであれば、この基準線は長期の移動平均線のような動きに似ているような気がします。
そうなのです!
転換線と基準線を見ると長短の移動平均線のような動きをしていますよね。
ところで、なぜ9日と26日という、中途半端な期間で計算しているのですか。
一目均衡表には、9とか26そして52といった数字が出てきます。
これらの数字は一目均衡表を作った一目山人が古今東西のあらゆる数字にまつわることを調べた上に採用した数字なのです。
へえー、それはまた興味深い話ですね。
ちなみ、26というのは太陽の赤道部分の自転の日数とも言われています。太陽はガス状ですので、極の部分と赤道部分では自転の日数が違うのです。
そんな自然界のことまでも考慮して作ったのですか!?
なんだか大きな話になってきましたね。
そうですね。なお、移動平均線のところでも勉強したように、転換線や基準線よりも価格が上方に位置している時、相場は良い状態。逆に、価格が下方にある状態は良くない状態とみることができます。

図を見ると、なるほど、と頷けます。
さて、次に雲の話しをしましょう。
雲は二つの線で作られています。一つを『先行スパン1』、もう一つを『先行スパン2』と言います。
また、ややこしい名前が出てきました。
ちょっと我慢してください。すぐに理解できると思います。
先行スパン1というのは、先ほど求めた転換線と基準線の更に中間の値を取ります。
二つの線の真ん中ですね。
そうです。そして、その値をその当日に記録するのではなく、今日を含めて26日先に記録するのです。
エッ、どういうことですか?未来にチャートを描くということですか?
そうです。今日から26日先には常に先行スパン1の線があるのです。
そして、もう一つ先行スパン2という線があります。これは過去52日間の高値と安値の中間の値を、今日を含めて26日先に記録します。
過去52日間というとこれは3か月近い期間になりますよね。これだけ長い期間の高値と安値の中間の値を計算するのですね?
ということで、26日先には先行スパン1と先行スパン2の線が2本描かれ、その2本の間で挟まれた部分に色を塗って『雲』と呼んでいるのです。
案外、この2本の線は同じような値にならないで雲の幅が大きくなったり、小さくなったりしていますね。
いい所に気が付きましたね!
先行スパン1と先行スパン2は同じ26日先に書かれている線でも、計算方法が違います。どちらの線の方が現在の動きに敏感に反応する線だと思いますか。
えーっと・・・それは先行スパン1だと思います。先行スパン1の計算期間の方が9日の転換線と26日の基準線という具合に先行スパン2よりも短期間になっているからです。
その通りです!
ということは、現在が上昇トレンドの場合、26日先には先行スパン1と先行スパン2のどちらの線が上の雲が出現すると思いますか?
それは先行スパン1ですよね?
そうですね。すなわち、同じ雲でも先行スパン1が上の雲は相場の良い状態、先行スパン2が上の雲の場合には相場が良くない状態を示していることになります。
前回お話した飛行機と雲の時と違って、雲にも種類があるということになります。
なるほど!同じ雲でも意味が違ってくるということですね。なんか、レベルが上がったような、お得な気分になります!
そして、最後は『遅行スパン』です。
これは今日の株価を、今日を含めて26日後ろにバックさせるだけです。
それは、過去に戻すということですか?
そうです。つまり、今日の価格を26日バックさせて26日前の価格と比較します。もし、遅行スパンの方が高い場合、26日前よりも今の価格の方が高いということになりますので、ほぼ1ヵ月間、相場の状態は良かった、ということになります。そして、逆に、遅行スパンの方が26日前の価格よりも低い場合には、相場が良くない状態になっている、という判断になるのです

時間を変えながら比較することで、こうした相場の良い状態、悪い状態というのを判断できるのが一目均衡表なのですね。
大変興味深いテクニカル分析です!
お役にたてる分析手法だと思いますよ!
ありがとうございました。

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

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